オーナーの独白


まず最初に言いたいのは、市場には、”○○レッド ”と言った、非常に多くのブランド名がありますが、
基本的にはどれも”レッドアロワナ”だと言うこと。




今日までの、国内のアロワナ業界では、 広告等で、素晴らしいレベルの看板魚をお見せして、
「こんなふうになりますよ。」と言った宣伝文句で販売されることが多いと思いますが、
同一の商業ブランド名で、あまりにも幅広い価格帯、品質で販売するといった方法に疑問を感じていました。

「なぜ、同じ名前と証明書で売られているのに、品質や価格に大き過ぎる差があるのか?」

「看板魚がハイクオリティな個体を選んであるのはわかるが、
      購入した個体が似ても似つかない、 全く別血統のような個体になるのは?」

というようなことに対してです。

すごい看板魚、またはその画像を見せて、同じ名前の幼魚個体を販売している。
その販売価格が、例えば20万円のものもあって、80万円のものもある、というのは、
私の感覚では、”え?全くの別物じゃないの? 同じなら安いほうがいいじゃん”と思ってしまいます。

高い価格の個体と同じ証明書が付いていて、
価格を安く販売すれば、お店側としては売りやすくはなるのかもしれませんが・・・ 私的には、?ですね。。。


そのような中で、お電話、店頭で、お客様からよくこのような言葉を耳にしました。

 「思ったような、言われたような個体にならない」   

そんな意見を聞いて、そういったことを少しでも減らしたいと考えました。


そのためには、なるものはなる、ならないものはならない、といったスタンスで、
しっかりと品質、タイプを分けて、個体をご提供していかなくてはならないと思います。


そのような考えをもとに、雅ブランドを組み立ててみました。
(他店様や業界の批判はする気はありません。先の自分の疑問に対してハードルを上げているのです・・・ )


”すごい個体になる”と言われて、安く個体を手に入れ、その一瞬は"すごいものを安く買えた"
とばかりに、うれしいかもしれませんが、その後、そうならずにがっくりされて下取りに出される等する方を多数見てきたからです。
  
それはもちろん当店にも言えることです。
(安価な個体はだめだ、という意味ではありません。安価な個体の中から、当たり個体を見つける楽しみも理解しているうえでの言葉です。
 そのような個体も、がんばってGETしていきたいと思っています。)


もちろん、飼育の仕方や環境、成長過程でも個体は変化するものですが、
”明らかに言ってた個体と全く違う”というのは、お客さまも納得がいかないのではないかと思いますし、
販売側も、明らかに苦しい言い訳をするのは心苦しいものです。

”言い訳”ではなく、真のアドバイスとして、
お客様と2人3脚で育てていけるような個体を、おすすめしたいと考えます。

ですから、ビジネス重視で、やけくそに数をばらまく販売も致しません。
”販売数が多いSHOPがすごい”といった風潮も全く興味がありません。
その状態で、質の高いサービスが行き届かせるのは難しいと思います。

私自身が ”いい” と思った個体を、お届けして、
お客様と共に、じっくりとアロワナ飼育を楽しみたいと思います。


最後に、理想を文章で書き上げるのは簡単で、ある意味誰でもできること。
問題は、お店、ブランドに対する信頼性だと考えます。
それは、継続性と歴史も関わってくると思います。
・・・ただ、ただ、良い個体、情報をお届けできるよう、がんばってみます。


アジアアロワナの”極上”とは一体何? 価値基準の一般常識 (現在執筆中!)
      ↑クリックしてご覧になってください