'07.12.24 輸入当日 / 体長 約50cm 個体
胸ビレが腹ビレを越えるような長さを持つ個体を指して、皇帝タイプと呼ばれることが多いですが、
この個体は、完全に腹ビレを越えて尻ビレにまで届かんとするほどの勢いの胸ビレを有します。

水合わせ直後で、個体が驚いてはいけないという思いと、ここ数日間の超寝不足状態から、
意識もうろうとした状態での撮影からクオリティはよくないですが、まずはご覧になってください。
写真はフラッシュなしでの撮影です。
大きな腹ビレを持つ特徴個体
そしてその腹ビレがもうあと数mmで尻ビレに届きそうな大きさなんですよね。
普通、とりあえずついてるって感じの腹ビレですが、独立した脳を持っているかのように、
別の生き物のように器用に動いているのが非常に興味深いです。

現在、インドネシアのTOPブリーダー達が理想とする、後方三ヒレが重なるほど巨大な個体。(右上写真参照)

日本への発送に向けての数週間にわたるエサ抜き、長時間にわたる移動、水合わせによって、
現在、発色の色とび、体のやせがやや見られますが、ここからしっかりとコンディションを整えて紹介してまいります。

写真は水槽に入って1時間も経たない状態で撮影したものです。。
写真では濃いめのオレンジに見えますが、日本に到着してパカッと箱を空けた時には驚きました。

”袋の中にちゃんと酸素は詰まっている、あっ、動いた!ちゃんと泳いでいる!よかった〜
・・・しかし。。”


ほとんど黄色に近い位の発色。 そうです、紅龍特有の移動時の色とび。。

しかし、現地にいた時の発色と、その色質感から、
”うん、戻る!” と確信。。。

ほんと、この色とびだけはわかっててもびっくりしますよねぇ。。。

その後、数時間を経て、どんどん色が戻っていき、若い柿色くらいまでは戻りました。
でも、このサイズの個体を朱色クラスの発色にまで戻すのが大変なんですよねー
時間と環境と根気!これが大事です!
色飛びした個体の戻し方の参考になればと、今後の色の変化もお伝えしていこうかと考えています。

〜 そして、同じ遺伝子をもつ幼魚を同時に入荷!! 〜
いや〜いいですねぇ〜 その姿はまさしく鳥のようです。。

鋭くとがった口先はくちばしですね。
体長は約20cm前後、5個体の入荷です。
今回、このクラスの幼魚は神龍グループ全体で10個体限定の入荷でした。

こちらも水合わせ直後の写真で、長旅によってスレンダーな体型になっていますが、本来の特徴は健在です!

はっきり言って、わたくし的には、先に紹介した50cmサイズの看板魚よりもクオリティ高いと見ています。。
この看板魚が最強と思ってもらっては困ります。。。

今回厳選された幼魚たちの中には、看板魚の特徴プラス、

・もっと口先が尖っている
・もっと体型がハイボディになりそう
・もっと肩口の反り上がりがきつくなりそう

な個体がそろっています!

これらの特徴を全て兼ね備えた成魚は・・・・・・
現地でもとんでもなく高いんですよぉぉぉぉぉぉ!( ん〜百万円!)

これはわたくしも1匹育てなくてはいけないのではないか!と思っています。
今回の幼魚個体の総括
今回は初輸入のテストロットということもあり、特価にての販売となります。。
が、これだけの個体、決してやっす〜い!というわけではありません。

しかし!これだけのクオリティの個体が通常、市場でいくら位で販売されているでしょうか!?
というよりも、なかなか市場ではお目にかかるのが難しいクラスの個体といえるでしょう。
エラブタも含めて、頭部より明らかに尾びれの方が大きい個体です!

すでに皆様お馴染みの”アリフ超血龍”に加えて、
さらにこのNEW血統がラインナップに追加ということでですが、
それぞれに独特の特徴があり、さらに楽しくなってきましたねー
そのあたりの、それぞれの特徴に関しての考察もまた行っていきたいですね。

それでは詳細についてはお電話、またはメールにてお気軽にお問い合わせください。

お電話の方は TEL:0766-21-2860 大谷まで
作業中などで、電話から離れたところにいることも多いので、出るまでしつこく鳴らしてみてください。

また経過を報告してまいります。